♯4 37歳独身!35年ローンを組む~恐怖とその克服マインド~

ジョジョの奇妙な冒険 第4部”吉良吉影”風の男 お金と制度の話

独身で7000万超えのローンを組んだことに不安がないと言えば嘘になる。

今もある。「金利が上がる」というニュースを見るたびに、少しだけ胃が重くなる。それが令和に35年ローンを組むということだ。実際金利が2%ならまだいい。2.25%、2.5%…と徐々に上昇し、3%と上昇する度に反比例して私はどんどん痩せ細っていくだろうのだろうか…と考えてしまう。

だがそれでも私は組んだ。理由がある。


審査の現実

住宅ローンの審査は、複数の銀行に申し込むのが基本だ。一本に絞って落ちれば、それで終わりになる。

私は不動産会社からの推奨複数行と、もげチェックで何行か仮審査を申し込んだ。主な結果はこうだった。
※もげチェックは名前だけ聞くと少々胡散臭いがなかなか面白いサイトなのでおススメだ。キャンペーンがあればローンの一括比較と仮審査を一行以上申し込むだけでAmazonギフトカードがもらえる。登録後のメールは少々煩わしいが、私も友人もそれぞれなんと合計計23000円ほどのAmazonギフトカードをもらうことができた。発生したのはWebから登録作業のみだ。特に電話などはなかった。

銀行仮審査
auじぶん銀行否決
PayPay銀行承認
りそな銀行承認
SBI新生銀行承認
住信SBIネット銀行承認

auじぶん銀行は金利条件が最も良かったため、最初に申し込んだ。結果は否決された。理由は通知されない。独身であることか、資産が少ないことか、推測しても仕方がないので、次に進んだ。


なぜ住信SBIネット銀行にしたのか

承認が出た銀行の中で、PayPay銀行の金利は低かった。数字だけ見ればそちらが有利だ。ベストな条件は他にあったかもしれないが、それでも住信SBIを選んだ理由は3つだ。

手続きの煩雑さが少なかった。不動産会社との提携があり、書類のやり取りとサポートが非常にスムーズだった。多くの手続きをサポートが代行してくれるため、他の銀行に比べ障壁が少ない。住宅購入は手続きが多く、特に契約から実際ローンの本審査通過まではかなり忙しい。そのストレスを減らす価値は、ある意味金利差以上にあると判断した。

団信の内容が充実していた。死亡・高度障害だけでなく、三大疾患への保障が手厚かった。これは後述する不安と直結する。

金利と保障のバランスが、独身の私の条件では最も合理的だった。今では横一線だが、当時は低金利の方ではあり、保障も良いとされていた(正直保障の内容はそこまで厳密に他と比較はしなかったが)最安金利を追いかけるより、総合的な条件で判断した。

所感としては、ローン返済用の専用アプリのUI・操作感はそこまで優れているとは言えないが、ATM引き出し手数料が一定回数無料であるのが便利である。あとは他の銀行と金利の足並みさえ揃えてくれれば文句はないだろう。


不安の正体

独身で7000万のローンを組むことへの不安は、今も消えていない。具体的に言えば4つだ。

金利の上昇: 変動金利を選んでいれば、政策金利の動向が直接返済額に影響する。金利関連のニュースはストレスだ。これは正直に、言う。これが現実味のある最大の不安だ。

病気・ケガ: 働けなくなれば収入が止まる。会社員である以上、収入源は基本的に一つだ。独身はそのリスクを一人で負う。今は健康で現実味を感じないが、人間いつどうなるかはわからない

収入の低下: リストラ、業績悪化、転職や役職定年による年収ダウン。35年という期間の長さを考えれば、何も起きないと考える方が非現実的だ。

返済構造とボーナス依存のリスク: 私の年収の中での賞与額(ボーナス)の比率が約33%を占める。月々の手取りは年収水準に対して低く、社会保険料の負担も重い。そのため月々の返済額を抑え、年2回のボーナスで総返済額の約半分を賄う構造にしている。

ボーナスは変動する。会社と私自身の業績次第で減額される可能性がある。それに依存した返済計画はリスクだと自覚している。

さらに強いて言えばもう一つの不安がある。将来、私が川尻浩作のように家族をもった場合だ。結婚・出産・育児・教育…世帯年収によっては、今のローンが重荷になる十分に可能性がある。それは否定しない。

だからこそ今のうちに投資・貯蓄と返済計画のバランスを整えている。不安を放置するのではなく、不安を数字に落として管理する。それが私のやり方だ。結婚願望は特にはないがね。


それでも独りで組んだ理由

今が少し前に比べて家と土地の価格が高いのはわかっている。金利も上昇していくのが目に見えている。では5年後は安くなるのか?10年には暴落してくれるのか?そのころに私は40代。借りられるローン額も変わってくる。それまで無難な部屋に住んで家賃を払い続けるのか?

自問自答すればするほど考えは確信へと変わっていった。不安があることと、やらない理由になることは別の話だ。私はリスクを認識した上で、対策を立てた。

副業と投資で収入の柱を増やしている。資産と返済計画は緻密に管理している。団信で最低限の保障は確保した。あとは植物の心のように静かに、健康的に暮らす。

そして最後の手段として——いざとなれば家を売ってやり直す。私にはその覚悟があるーー

23区の立地であれば、売却という選択肢は現実的に存在する。そのためにも退路があることが、私に踏み切らせた一つの理由でもある。

リスクを無視したのではない。リスクを把握した上で、それを上回る準備をした。


ローンを組む前に考えるべきこと

最後に、同じような状況にある人へ。

借りられる額と、返せる額は違う。銀行は年収の9~10倍まで貸してくれるというが、その上限いっぱいまで借りることが合理的とは限らない。返済以外にも生活費、投資・貯蓄、緊急予備費が必要だ。その全体のバランスを見た上で、借入額を決め、物件を選ぶべきだ。私もそう思う。

ローン返済の基準としてよく言われるのは、月々の返済額が手取りの何割に収まるかだ。一般には20%~30%の範囲、25%前後が良いとされている。ただしこの目安は4人家族を前提にした数字だという説が有力だ。

私の場合、本業の手取りだけで計算すると、年間の返済額に対しての手取り年収の割合はその基準ギリギリだ。ボーナスの数字次第では基準をはみ出す。だが独身である現状では許容範囲だと判断した。少し攻めていることには変わりがないが…

私の真似をしろとは言わない。ただ自分が納得できる選択をし、妥協点とリスクは慎重に選ぶ。そのうえでその対策を準備するべきだ。

そしてローンは面倒でも複数の銀行に仮審査を申し込むこと。仮審査と本審査での金利は違ってくる。一行だけでは比較ができない。面倒や審査に落ちることを恐れて申し込まないのは、情報を捨てているのと同じだ。


次の記事では、実際にどのように物件を探したかを話す。SUUMOより先に見たものがある。


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