#15 固定費をすべて公開しよう

ジョジョの奇妙な冒険第4部,吉良吉影風の男,新築戸建て物件に住む一人暮らしの男の固定費公開 お金と制度の話

静かに、毎月お金が出ていく。

7000万円のローンを組んだ。それだけではない。この家を維持するためにかかるお金を、すべて並べる。


まず金利の話から

私の場合最初のローン返済が始まるのは5月だった。だがその前月の4月始めに銀行からメールが届き、いきなり金利が上がった。

契約時の金利は**0.48%だった。それが0.73%**になった。引き渡しから実に4日後のことだった。

萎えた。正直に言う。新居の鍵を受け取り、新しい人生が始まる喜びの余韻が残っているうちに、これからの現実を突きつけられた気分だった。

さらに2026年7月からは**0.98%**になることが確定している。契約時から0.5%の上昇だ。


5年ルールについて

住信SBIには5年ルールがある。変動金利・元利均等返済の場合、借入後5回目の10月1日を基準として約定返済額が見直され、見直しによる増加の上限は前回支払額の125%までだ。

だからといって安心はできない。

5年ルールは返済額が変わらないというルールだ。金利自体は半年ごとに変わっている。

金利が上がると月々の返済の中で利息が増え、元本の返済が減る。数字で見るとこうなる。

※返済する度に数十円利息も元本も減っていくので大まかな金額となる

時期適用金利毎月の返済額元金分
(借金が減る額)
利息分
(銀行の取り分)
① 契約時(目安)0.48%91,321円約 77,200円約 14,100円
② 2025年6~翌6月(実績)0.73%91,321円約69,941円21,380円
③ 2026年7月~(予測)0.98%91,321円約 63,300円約 28,000円

返済額は同じ91,321円でも、元本の返済ペースが落ちている。5年ルール適用で返済額を据え置いた場合、差し引かれた元金は免除されているわけではなく、金利とともに雪だるま式に肥大化し、ローン終盤に影響が出る可能性がある。これが変動金利の現実だ。

そしてこの③の状態で、あるいは年内、来年あたりにさらに0.25%以上上がった金利で、減らし切れなかった利息分が5年後の2030年10月にのしかかり、125%ルールで増えることになる。私の場合は最低でも97,800円になる。金利があがるタイミングによっては10万越えも容易いだろう。

果たして10年後は月々いくら払うことになるのか…やれやれだ。

この計算はAIでも慎重に住宅ローンの情報をインプットしなければ正確に出すのは難しい。条件をしっかりと提示しなければ今話題のあのAIでも平気で計算を誤る。住宅ローンを検討している人は、今後の金利上昇を厳しめに想定し、家計との入念なシミュレーションを実施してほしい。


固定費の全明細

では実際にこの家にかかるお金を並べる。

【ローン返済】

項目月額
月々返済(金利0.73%)91,321円
ボーナス払い(月換算)90,483円
ローン合計(月換算)181,804円

※7000万円のローンとしているが、正確には7030万円からスタートしている。

ボーナス払いは年2回・各542,900円。合計1,085,800円が年間のボーナスから消える。過去の記事で書いたように私の場合はボーナス払いの比率が高いためこう設定した。35年の月々の返済額合計としてはリアルな値となるが、このバランスは決して推奨するものではない。ただのひとつのデータとして処理してほしい。

【税・保険】

項目年額月換算
固定資産税(予想)186,000円15,500円
火災保険42,000円3,500円
小計228,000円19,000円

固定資産税はまだ請求が来ていないため予想値だ。新築戸建ての軽減措置が適用される最初の数年は抑えられるが、その後は上がる。

【光熱費】

項目月平均夏・冬ピーク
電気約8,000円10,000〜11,000円
ガス約3,100円冬3,500〜4,000円
水道約2,300円ほぼ一定
小計13,400円最大16,000円超

一人暮らしとしては標準的な水準だ。4人家族では2万円は超えるのではないだろうか。木造3階建ての縦長構造と20畳のリビング、夏と冬の電気代はそれなりに上がる。断熱等級が5級なら、6級なら、太陽光発電パネルを積んで蓄電池も設置していたら……どうなっていたのだろうか…

【通信費】

項目月額
インターネット(最初の半年)6,000円
インターネット(半年以降)10,600円
年平均約8,300円

戸建て用ファミリータイプへの切り替えで、マンション時代より高くなった。高速な回線(10G)を選んだというものある。工事費・ルーター代の分割が半年後から上乗せされた。これは”別のあの会社”だ。

速度は問題ないが、毎月の料金が高いので解約の電話をしたところ、「窓口に電話されたお客様限定のキャンペーンがある」とかで、来月からは毎月1980円値下がりするということだった。知っていた。賃貸時代にマンションタイプで契約していた時も全く同じ流れで解約時に割引を提案され引き止め交渉を受けた。

これが”別のあの会社”のやり口だ。気になる人は参考にこちらがわかりやすい。


月次固定費・総まとめ

カテゴリ月換算
ローン返済(月換算)181,804円
固定資産税・保険19,000円
光熱費13,400円
通信費8,300円
合計222,504円

年間に換算すると約267万円。

7000万の家を買うとはどういうことか。毎月22万円以上がこの家のために出ていくということだ。

これとは別に住宅のメンテナンス費用や、住宅の修繕積み立て金を計画的に貯めていく必要がある。


副収入:サブリース収入

固定費とは別に、駐車場のサブリース収入がある。

月18,000円・年間216,000円。

これは固定費から差し引くものではなく、副収入として位置づけている。投資・貯蓄へ回す原資の一部だ。固定費の重さを直接軽減するものではないが、存在として心強い。

不動産収入に分類はされるが、サブリースの場合は雑収入となり、確定申告で20%課税される。


金利が上がり続けたらどうなるか

0.98%になる7月以降、返済額自体は5年ルールで当面変わらない。だが元本の返済ペースはさらに落ちる。

仮に金利が2%まで上昇した場合、5年後の返済額見直しのタイミングで月々の負担が大きく跳ね上がる可能性がある。これを#4記事でも書いた不安の正体だ。

だから副業・投資・貯蓄を並行して進めている。金利上昇に備えた繰り上げ返済の原資を積み上げることが、今の私の最優先課題だ。


正直な感想

月22万円以上が固定で出ていく。家族がいなくてもだ。

当然変動費も別途かかっている。今は車や習い事、ジム契約などもないが、固定費用と貯蓄・投資費用の外でできる生活は、やれることは限られてくる。

これが現実だ。手取り収入のうち、どれだけをこの家が占めるか。独身でこの数字を一人で受け止めている。

それでも後悔はない。賃貸で同じ額を払い続けても何も残らない。この22万円は、借金でもあり、将来の自分の資産への投資だ。

そう思って、今月も静かに引き落としを確認する。


次の記事では、金利上昇の局面で繰り上げ返済と、運用利回りを見据えた投資継続のどちらを選ぶべきかを話す。


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