| 街が静かになる時間が好きだ。 深夜、20畳のリビングで1人、私はローンの返済計画を確認する。 35年。7000円ローンの戸建て。満38歳、未婚。 ”結婚していないが、家を買った”、”一軒家に1人で住んでいる”と話すだけで大抵の場合、 相手の表情がわずかに歪むか、驚嘆の表情を見せる。 一般的ではない、変わっているかもしれない。 だが、おかしいか?私にはそう思えない。 私という人間について IT企業でシステムエンジニアとして都内で働いている。 結婚はしていない。 する予定も今のところない。 37歳のとき、東京23区内に新築の戸建てを購入した。3階建て、4LDK。 物件価格は6800万円。諸費用を含めた総額は7000万円を超えた。頭金は最小限にして手付金と決済時に残りを払い、残りの7000万円を、35年ローン、変動金利で団信込みの実質年利0.48%で借りた。 広い。一人で住むには、明らかに広い。 リビングと4つある部屋のうち、日常的に使っているのは寝室だけだ。 余った部屋たちは静かに存在している。 扉を開ければそこにある。ただそれだけだ。 私はそれで構わないと思っている。 私の駐車場には見知らぬ誰かの車が停まっている。 サブリースで貸し出している。合理的だと判断したからだ。 借り手はすぐに見つかり、今では固定資産税が払えるだけの収入となっている。 なぜ買ったのか 答えは単純だ。私にとっては賃貸より、買った方が合理的だったから。 感情の話ではない。賃貸VS購入という永遠のテーマに私なりに結論を付けた。 最初は資産性の観点からマンションを探していた。 それがいつの間にか戸建てになった。 家賃、ローン返済額、資産性、税制優遇、出口戦略、インフレ対策。 それらを表に落とし込んで検討した結果、購入という選択肢が最も合理的な答えとして浮かび上がった。 私はその答えに従った。それだけのことだ。 このブログについて これから私が経験したことを、順番に書いていく。 マンションにしなかった理由。物件の探し方。ローン審査の実態。固定費の実数。 契約から今まで何があったのか。ハウスメーカーはどこか。 住宅のスペック。余った部屋たちとどう向き合っているか。 独身の一般的な会社員が7000万のローンを組むとはどういうことか。 これからこの家で何をしていくのか。 ローンと金利と税金に立ち向かう私の未来は…… 華やかな話はしない。お得情報を並べるつもりもない。 ただ、一人の人間が合理的に考えて家を買い、静かに暮らしている記録を書く。 金利が爆上がりしたらその苦しみも、破産しそうになったら差し押さえられる前にその絶望もきっと書こう。 あなたが今、賃貸か購入かで迷っているなら。 独身で家を買うことを、周囲に変だと言われているなら。 あるいは単純に、そういう人間がどんな計算をしたのかに興味があるなら。 読んでもらえれば、と思う。 |
| 次の記事では、私が賃貸と購入を比較するために作ったシミュレーション結果を公開する。 感情を抜きにして、数字だけで考えた結果を見てほしい。 |


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